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茂木健一郎×妹島和世

茂木健一郎×妹島和世

妹島和世

茂木:茂木:妹島さんはご自分の設計事務所を設立される前は、建築家の伊東豊雄さんの事務所にいらっしゃったわけですが、どういった経緯で伊東さんの事務所に入られたんですか。

妹島:ある雑誌に、伊東さんが設計された作品が載っていたんです。それを見て、「いいなあ」と思っていたら、たまたま(伊東さんの)事務所でアルバイトを募集していたんです。それを見て、応募しに行ってお会いしたのが始まりです。
 このとき、たまたま伊東さんとお会いすることがなければ、今とは違う道に進んでいただろうと思います。というのは、大学生を卒業するとき進路について迷っていて、大手の建設会社の面接も受けたりしていたんです。

茂木:そこが分かれ道だったんですね。伊東さんとお会いして今の妹島さんがいるということは、出会いをつかむこともひとつの才能なんだと、僕は思いますよ。師匠としての伊東さんは、どうでしたか。

妹島:すごく怖かったですよ。私は、ものすごく怒られました。けれど、片方で真面目に、自分が本当に真剣に考えたことに対しては、とても真摯に向き合ってくれました。入ったばかりの人間だろうが、学生だろうが、関係なく。真剣に考えて意見を言うと、それに対して真剣にオープンに意見を返してくれるんです。そこがものすごく魅力的だったわけです。

茂木:それは魅力的ですね。でも、怖かったというのは意外です。

妹島:そうですよね、今からは想像も付きませんよね。ある時から、すごく明るくなられたんですよ。

茂木:なるほど。僕は思うんですが、伊東さんや妹島さんのようなタイプのクリエーターって、(作風も本人も)どんどんと若くなっていくタイプだと。そう言うタイプの人たちって、若い時は意外と過激なんですよ。でも、なんか段々と突き抜けて、軽くなっていく。軽いって悪い意味じゃなくて、なんかこう、しがらみから解放されていくような軽さですね。ひとつのものに対して、とことん突き抜けることが出来るようになる感じがするんです。その部分は、アスリートと同じだと思うんです。それで、伊東さんの事務所にはどのくらい、いらっしゃったんですか。

妹島:6年くらいですね。当時は、5、6年勤めたら自分の事務所を持つのが当たり前だと思っていましたから。それは、学生の頃から思っていました。

茂木:妹島さんってすごくさっぱりしていて、頼り甲斐があって、今どきのなよなよした若い男よりもむしろ、男らしいというか。もちろん、女性としてのエレガンスさやしなやかさがある一方で、いい意味で中性的な魅力がありますよね。だって、「5、6年したら 独立すると思ってましたから」なんてセリフ、今の子たちにはなかなか言えない。

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