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SHOP CONCEPT

40CSRATS&525のショップインテリアデザインは、単にモノを売るというスペースとしてではなく、日本のメンズブランドの歴史を語るうえで欠かせないタケ先生こと菊池武夫の趣味性や感性を体験できるスペースとして、設計されています。今回、インテリアデザインを担当したのは、目黒の隠れ家的レストランHIGASHI-YAMA Tokyoや和菓子のHIGASHIYAのオーナー兼クリエイティブディレクターとして知られるSIMPLICITYの緒方慎一郎氏がタケ先生たってのリクエストで担当しています。40CSRATS&525の全体コンセプト、小さな趣味性の高いホテルのロビー。ただし、そのホテルは誰もが訪れるグランドホテルではなく、ある種の共通の価値観を求める人たちが特別な空間としてそこを訪れるようなブティックホテルのような場所です。それは言葉を変えれば、タケ先生の世界に共感を抱く人の心に響くパブリックスペースということをまず念頭に置き企画・設計されているという意味となります。店の顔であるファサードにはサインを設けず、壁面パターンの中心に40カラットのダイヤをモチーフにした意匠を、店内には、ゲーム、車、旅行といったタケ先生の趣味要素を遊び心として盛り込み、社交場としての演出も施しています。販売される洋服や小物は、タケ先生の眼鏡に叶った厳選したアイテムだけをギャラリーに展示する作品のように配置しています。時間を気にせず、40CSRATS&525の世界をじっくり体感していただきたいという想いから、ゆっくりくつろいでいただける本物のバーカウンターも用意しました。我々は、ゲストの方たちに、まるで行きつけのホテルのラウンジを利用するように、ちょっとした待ち合わせやおしゃべりを楽しむ馴染みの空間として、40CSRATS&525をご利用いただければと考えています。

 

ENTRANCE
エントランスはコンセプトでもある、ホテルのレセプションをイメージして設計されています。また、正面のパネルはブランドのコンセプトを端的に表現するため、タケ先生が自ら撮影した、お気に入りのクラシックカラーの写真に40CSRATS&525のエンブレムを組み合わせ、全体をピンク色に加工しモダンな印象を演出しました。つまり、この一枚のパネルに、タケ先生( = 写真)× 趣味性を象徴するクラシック(クラシックカー)× モダン(ピンク)= 40CSRATS&525、というメッセージを込めているわけです。

 

BIG WALL
2階まで続く大きな壁は、自然光が差し込むモダンギャラリーをイメージしました。大きな壁を1Fから見ても、2Fから見ても同じように見える、この壁は、今後、タケ先生の世界観を写真、アートなどで表現する際のギャラリー的スペースとして使うことを想定して設けられています。

 

DRIFT WOOD
若い頃、ファッションに携わって生きている者として、その社会性にはまったく無頓着だったというタケ先生が、最近、考えることが多くなったのが、資源、エコロジー、ファッションが社会に果たす役割です。そのキッカケとなったのはある知人からいわれた「飽きがこないモノを使い続けることは、結果的に資源を無駄にしないことになる。そういうものの良さをファッションの世界でも、もっと自覚的に積極的に認めるべきではないのか」という指摘でした。
送り手として、本物の普遍的な上質のものを作り、売ること。
40CSRATS&525でタケ先生は、自分の趣味性、価値観を崩すことなく、それを実現できないか、ということを常に自分に問い続けたい、といいます。朽ち果てて、さらに味わいを増し、新たな役割を与えられたオブジェとしての流木には、そんなタケ先生のエコロジーへの想いが託されています。

 

WALL BEHIND THE COUNTER
カウンターのブラックジャックのプリントはルーレットやバックギャモンのゲーム台に集まって、カジノで楽しむ大人の社交場のイメージが念頭に 置かれています。また、1F のゲーム台から2Fのバーまでは繋がりを演出するために、タケ先生の世界観、趣味性をストレートに表現したコラージュをブリッジとして使いました。先生の好きなアート、靴の木型、スヌーカー、キュー、ブリティッシュカー(ジャガーのエンブレム)、カーバッチ、車のメーター風時計、クラシックなステッキバーetc...カウンターの酒が壁まで並んでいるのと、バーの足掛けがカーバッチのバーとつながっているのも、全体により一体感を持たせるための仕掛けです。

 

ORANGE WALL
階段の壁に派手なオレンジの最高級のツイードをはったのは、インポート素材を使用した仕立ての良いスーツをあえてカジュアルに着こなすというコンセプトを表現しています。

 

BAR COUNTER
タケ先生が自分の世界を表現する手段として、また、40CSRATS&525にとって欠かせない舞台として、絶対に欠かせない要素とこだわったのが、本物のバーとしても機能するバーカウンターでした。そのバーカウンターは、古くてどこか懐かしさのあるイメージを演出。チェスター調に仕立てた黒レザーの肘置きに身を委ね、ゆったりとした時間をすごしていただけます。

 

WARD ROBE
タケ先生のワードローブをイメージしました。ゲストが、まるで先生のワードローブをこっそりのぞき見るような仮想体感がここのテーマです。隠されている秘密のワードローブを開けて楽しむ。そんなストーリー性をこのフロアでは狙っています。もちろん、服があると思って開くと、そこにはゲームや絵画があるというような驚きの演出も、あるかもしれません。用いられた意匠は外壁の壁と同じものを使用し、外部の内部につながりをもたせる事を意識しました。

 

RED CAHIR
この椅子は、英国のミッドセンチュリー期のもので、実際に英国のクラブハウスで使用されているティピカルな椅子と同じタイプの椅子。選ばれた人が集う社交場、サロン、あるいはホテルのロビーという40CSRATS&525のテーマ性を分かりやすく表現する、小道具として見立てられています。

 

DIRECTOR'S ROOM

2階の一番奥のVIPルームは、デレクターズルームと名付け、タケ先生をはじめ特別な友人、知人、顧客のみが入れる部屋として、設けられています。奥にあるクロークはオープンスペースのワードローブとは異なり、タケ先生の実際の私的ワードローブやお気に入りの私物が入っています。


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